はじめに

ほくろは体のいろいろな場所にできます。体はもちろん、顔のさまざまな部位にもできるのです。中でも眉毛にほくろがある、という人もいるかと思います。平らな部位にあるほくろと違って、眉毛にあるほくろは除去できるのかどうか気になる人も多いのではないでしょうか？今回は眉毛のほくろについて調べてみました。

眉毛にあるほくろは除去できる？除去方法は？

眉毛にほくろがある場合、ほくろは毛に囲まれているため除去できるのかどうか気になりますよね。「ほくろを除去するとなると、眉毛を抜いたり切ったりしなくてはいけないのでは」と、心配になる方もいるかもしれません。

ほくろの大きさや場所にもよりますが、眉毛にあるほくろでも除去することはできます。多くの皮膚科や形成外科、美容クリニックなどでは、眉毛にあるほくろの除去手術も実施しているようです。レーザーやメスによりほくろを除去する方法が一般的です。

ほくろを除去するだけでなく、術後のアフターケアもしっかり行うことで、眉毛や肌へのダメージをできるだけ抑えることができます。眉毛のほくろ除去を考えている人は、クリニックや美容サロンを選ぶ際、アフターケアの内容や肌トラブルへの対応についても確認しておくと安心です。

ほくろ除去手術を受けると眉毛は生えてこなくなる？

ほくろは根が深いため、ほくろを除去するとその部分には毛が生えてこなくなる可能性があります。眉毛のほくろを取ると、除去した部分の眉毛がはげてしまう可能性があるのです。レーザーによるほくろ除去手術では、ほくろの下にある毛根にも大きなダメージが生じます。このため、ほくろ除去後に新しい毛が生えてこなくなってしまうというわけです。しかしほくろ除去クリームを使ったほくろ除去法では毛が生えてこなくなってしまうという心配はないようで既存の毛も温存されるようです。

ただし、ほくろに似たイボの場合は、ほくろほど根が深くありません。除去手術をしても毛根を残せる場合があり、この場合は眉毛がまた生えてきます。ほくろかイボかどうかは素人では判断が難しく、医師による診断を受けてみないとわかりません。眉毛への影響の有無も併せて、病院や美容クリニックに相談してみると良いでしょう。

ほくろ除去後は傷跡や赤み、色素沈着などが見られる場合があります。頬や鼻など、顔の他の場所では傷跡などが目立ちやすく、ほくろ除去手術後もしばらくは人目が気になるという人が多いようです。しかし、眉毛など毛髪に隠れやすい場所のほくろ除去であれば、傷跡や赤みなどが比較的目立ちにくいというメリットもあります。

眉毛のほくろを除去すると再発することがある？

ほくろの除去に関しては、眉毛のほくろに限らず再発する可能性はゼロではないといえるでしょう。これはほくろを除去する方法やほくろの深さなどにより、ほくろを完全に除去できているかどうかが変わってくるからです。ほくろを除去する場合、レーザーなどで皮膚の深いところまでダメージを与える必要があります。ほくろは根が深いので、完全に除去するとなるとある程度の傷が残るリスクは覚悟しなくてはいけません。

しかし、顔など人目に触れる部分にあるほくろでは、除去後の傷跡や赤みが残ると気になる人も多いかと思います。「できるだけ傷跡が残らない方法でほくろを除去したい」というニーズに応えて、皮膚へのダメージをできるだけ抑えた除去方法を提案してくれるクリニックなどもあるようです。

「できるだけ傷跡が残らない方法」でほくろを除去する場合、施術を受ける回数やアフターケアの期間を短縮することができます。一方で、色素が一部残ったり再発したりして肌の色がまだらになる、肌表面に凸凹が残る、などの影響が出る場合もあるようです。

眉毛のほくろでは、傷跡が残らなくても一部毛がはげた状態になってしまう可能性もあります。これを避けるために傷跡が残りにくい方法でほくろ除去を行うと、ほくろの一部や色素などが再発してしまう可能性もあるのです。

毛が生えている場所のほくろ、こんなケースも

眉のように毛が生えている部分にも、ほくろができるのは珍しいことではありません。例えば、頭にもほくろはできます。ほくろは大量の紫外線を浴び続けるとできやすいことがわかっているため、紫外線を浴びやすい頭部にはほくろができやすいと考えることもできるでしょう。

頭にできたほくろも、多くは良性の「できもの」ですぐには深刻な心配はないとされています。しかし、頭部のほくろが大きくなる、増えてくるといった場合は、髪をとかすとき櫛に引っかかるなどの問題が生じることもあるでしょう。女性の場合は特に、髪を結ったりヘアアレンジしたりといった機会が多いため、頭にほくろがあると何かと支障が出るかもしれません。

また、頭の生え際などにほくろがあると、人目に付きやすいので気になる人もいるかと思います。頭にできたほくろは取るのが難しそう、痛そうといったイメージもあるかもしれません。しかし、体の他の部位にできるほくろと同様に、頭のほくろも除去することはできます。場合によっては、顔のほくろよりも比較的簡単に取れるケースもあるようです。

頭部は髪の毛に隠れてほくろ除去後の皮膚が露出しにくいため、ほくろを除去した痕が人目につきにくいというメリットもあるのです。ほくろの大きさや種類によりますが、ほくろ除去の翌日からシャンプー可能、といったケースも多くなっています。

毛の生え際にできるほくろは危険？

眉毛や頭にできるほくろは、多くが普通のほくろだといわれています。しかし、生え際にできるほくろには注意が必要です。顔や頭部、毛の生え際にできることが多いほくろの中には、「日光角化症」というものがあります。これは紫外線でできる皮膚がんの代表的なものの1つです。長く放置していると、がんになる可能性が高いとされています。

普通のほくろがガン化する可能性は低いことがわかっていますが、「日光角化症」は早期発見と治療が大切です。見た目は皮膚のかぶれに似ていて、表面が乾燥していたりかゆみを感じたりする場合もあります。一見しただけでは、ほくろか「日光角化症」かを自分で判断するのは難しいでしょう。

ただし、生え際にできるほくろがすべて「日光角化症」というわけではありません。仮に「日光角化症」だった場合でも、早めに治療を開始することで十分に対処可能だといわれています。「もしかして」と心当たりがある人は、ぜひ早めに専門医に相談してみることをおすすめします。

自分でできる頭や眉毛のほくろチェック

毛の生えている部分のほくろは、自分でも気づかないことがあるかもしれません。眉毛は鏡などでチェックしやすいですが、頭全体をチェックするのはなかなか大変です。しかし、ほくろや「日光角化症」の有無は早めに把握しておくと安心ですから、定期的にセルフチェックしてみてはいかがでしょうか？

セルフチェックの方法としては、眉毛や毛の生え際などは、鏡を使って日々よく観察してみることです。洗顔やメイクのときに指先を使って生え際や毛の間などを触って確かめてみましょう。ニキビや湿疹などと間違えやすいですが、ほくろは一度できると消えることはないので、長期間指にあたるものがある場合はほくろだと判別することができそうです。

頭のほくろの有無は、シャンプーをする際に確かめてみましょう。指先で頭皮全体を優しくなでるように触ってみると良いですね。指先にあたるものがあれば、ほくろかもしれません。可能であれば、鏡を使って目視でも確かめてみることをおすすめします。もし頭や眉毛、生え際のほくろが大きくなる、増えるなどしたら、早めに皮膚科で相談してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか？「ほくろを除去したいけれど手術は怖い」「眉毛がはげてしまうのが心配」という方には、ほくろ除去クリームがおすすめです。ほくろ除去クリームなら眉毛が抜ける心配がありませんし、レーザーに比べて肌への負担も軽くなります。大きな傷が残る可能性も低いので、見た目が気になる方はほくろ除去クリームを試してみてはいかがでしょうか？