「ほくろがかゆい」「ほくろのあるあたりがムズムズする」そんな経験はありませんか?ほくろがかゆいときはどうしたらいいのでしょう。今回は、ほくろはかいてもいいのかどうかと、ほくろがかゆいときの対処を調べてみました。
基本的に、ほくろにはかゆみの症状が出ないといわれています。もともとあったほくろが、ある日急にかゆくなった場合は、虫刺されによるかゆみやほくろのまわりの皮膚に何らかの症状が出ている可能性があるようです。湿疹などの肌トラブルか、汗などの刺激によってかゆみが生じているのかもしれません。
「ほくろのガン」といわれるメラノーマも、かゆみの症状はないとされています。ほかの皮膚がんでも、基本的にかゆみが出ることはないとされており、ほくろがかゆいからといって過剰に心配する必要はなさそうです。
ほくろがかゆいときは、強くひっかいたりえぐり取ったりするようなかき方は避けるようにしましょう。ほくろは多くが良性の「できもの」ですが、刺激によってガン化する可能性があるからです。ほくろがかゆいのだと思っても、よく観察するとほくろ近くの皮膚にかゆみが生じていた、ということもあるでしょう。
ほくろのまわりの皮膚がかゆいとわかったときは、できるだけほくろを刺激しないように、かゆい部分だけを優しくかくようにすると安心です。
ほくろがかゆいとき、我慢できずにかいてしまってほくろの皮がむけてくることがあるかもしれません。また、特に触ったりしていないのにほくろの皮がむけるケースもあるでしょう。多くの場合、ほくろの皮がむけてもあまり心配する必要はなさそうです。
ほくろをかいてしまった際に皮がむけた、肌が乾燥してなんとなく皮がむけている、という程度であれば、日常生活の中でも度々起こり得ます。皮がむけた部分が気になる場合は、保湿してケアするのがおすすめです。しかし、必要以上にほくろに触らないよう心がけましょう。かいたりつぶしたりするのは、もちろんNGです。
一方で、ほくろの皮がむけることで心配なケースが見つかるのも事実です。例えば、かさぶたが付いたような状態になる、ジュクジュクしてくる、といった症状がある場合は皮膚科を受診することをおすすめします。これらの症状は皮膚がんの症状にも当てはまるため、専門医に診てもらうと安心です。
「いじっているうちに、ほくろが取れてしまった」「かいたらほくろが取れた」そんなケースもあるようです。実は、先天的なほくろは取れることはほとんどないとされていますが、後天的なほくろの場合はなんらかの拍子に取れることがあります。
そもそも、ほくろとはメラノサイトという色素をつくる細胞が皮膚の表面に溜まっている状態です。本来は新陳代謝によって排出されるものが新陳代謝の低下によって留まっているだけなので、取れても不思議ではありません。取れてしまったほくろが再生することはあまりないようです。
もしほくろが取れてしまったときは、下の皮膚を清潔にして保湿するようにしましょう。新しいほくろができないようにしっかりお肌をケアすることが大切です。直接日に当たらないよう、ガーゼや絆創膏などで保護するのもいいでしょう。痛みやかゆみがあるようでしたら、できるだけ早く皮膚科を受診すると安心です。受診の際は、「ほくろが取れた」というとわかりやすいですね。
ほくろは、美容クリニックなどで除去手術があるように、基本的には取れても問題ないといわれています。しかし、ほくろによく似た皮膚がんだった場合や、取れた後に炎症が起きている場合などは注意が必要です。取れたものがほくろかどうかは、素人では判断が付きにくいので、不安な時はぜひ専門医に相談してみてくださいね。
ほくろがかゆいとき、チェックしてほしいポイントを以下にまとめてみました。
・かゆみは一時的なものか、ずっと続いているか
・かゆいほくろはどこにあるか
・かゆみ以外の症状があるか
ほくろがかゆいとき、かゆみが少ししたら収まるようであれば、あまり心配はいらないとされています。ほくろそのものがかゆいのではなく、ほくろのすぐ近くの皮膚でかゆみが生じていることもあるようです。どちらにしても、かゆいのが一時的なものだった場合は、ほくろそのものに大きな問題が生じている可能性は低いといえます。
かゆいほくろがどこにあるか、も大切なポイントです。もし、手足の裏にあるほくろがかゆい場合、さまざまな病気の可能性を疑う必要が出てきます。かゆいだけでなく、ほくろが急に増えたり大きくなったりした場合も、要注意です。「ほくろがかゆいというだけで病院に行ってもいいのか」と悩む人もいるかもしれません。しかし、ほくろが実はガンだったというケースもあるため、「もしかして」と思ったら早めに専門医に相談するようにしましょう。
かゆいだけでなく、ほくろに色ムラがある、6mm以上の大きさである、ジュクジュクしているなどの症状が出ている場合も気をつけなくてはいけません。これらの特徴も、ただのほくろではなく深刻な病気のサインになっていることがあるからです。ほくろがかゆいときは、ぜひ他の症状もないかどうかチェックしてみてください。
ほくろがかゆいと、ついついかいてしまうかもしれません。特に、ふくらみのある立体的なほくろがかゆい場合は、爪先などでかきやすいため、なにげなくかいてしまうこともあるでしょう。しかし、ほくろは極力いじらないことが大切です。そこで、ほくろがかゆいときにしてはいけないことを調べてみました。
・ほくろをかき壊す
虫刺されなどと同様に、かゆいからといってほくろをかき壊すのはよくありません。ほくろを爪や尖ったものなどで刺激すると、ほくろの内部でメラニンが過剰に産生されてしまうからです。メラニンはほくろのもとになるため、ほくろが大きくなる可能性があります。また、かき壊すことでほくろや周囲の皮膚が傷つくため、細菌に感染する恐れもあるでしょう。
・ほくろを押したり引っ張ったりする
ほくろがかゆいとき、かゆみを紛らわせるために押したり引っ張ったりしたくなるかもしれません。強く刺激しなければいいかというと、そうでもないため注意が必要です。ほくろを押したり引っ張ったりすることで、ほくろや周囲の皮膚が傷つく可能性もあります。また、爪があたってえぐれてしまう、血が出るといった恐れもあるかもしれません。ほくろがかゆいときは、なるべく触らないようにすることが大切です。
・ほくろに市販薬を塗る
ほくろがかゆいときに、虫刺され用かゆみ止めなど市販の薬を勝手に塗ることはおすすめできません。できれば、皮膚科に行ってかゆみの相談をして、適切な薬を処方してもらうようにしましょう。ほくろが良性か悪性かを調べてもらうこともできます。
「ほくろがかゆいから、早く自分で除去したい」そんな風に思う人もいるかと思います。しかし、ほくろにかゆみがある場合、自分でほくろ除去をするのはできるだけ控えるようにしましょう。思わぬ肌トラブルにつながったり、ほくろが大きくなったりする恐れがあるからです。
かゆみが収まり、異常などが見られなくなったらほくろ除去を検討してみても良いかもしれません。自分でほくろを除去するには、ほくろ除去クリームやお灸を使うのがおすすめです。ただし、お灸は火を使うためやけどの危険があります。ほくろ除去クリームは点ねにゅらいの成分が配合されており肌に優しく、ゆっくり時間をかけてほくろを除去したいときに最適なほくろグッズです。