外国では、生まれたばかりの子供にピアスを開ける風習があります。これは、耳に穴を開けることでそこから悪魔が逃げていくとされています。逆に、ピアスを開けるとそこから運気が逃げていくと考える人もいます。
とはいえ、肉体に手を加えることでその人の人生をよりよいものにしたい、しようと考えてのことなのは共通しています。
では、ほくろはどうでしょうか?
ほくろは、その数や大きさによっては大きなコンプレックスにもなりえます。それを除去したいと思っても、何かよくないことがあるのでは、と思ったり、人からそのようにいわれたりして不安になる方もいるでしょう。
実際にどんな影響があるのか、解説していきます。
コンプレックスにもなりうるほくろですが、美容の観点以外、開運目的でもほくろ除去を希望する人は少なくありません。もともと、ほくろ除去の費用はさほど高額ではないこともあるでしょう。また、簡単に顔の印象を変えられる手段として有効なのも要因の一つでしょう。
顔にほくろが一つあるだけでも、人に与える印象の影響は大きなもの。それを取ることで気持ちが晴れやかになり、これまでと違う新しい気持ちで明るく生きられるのなら、それは一つの正解ですし、開運というのなら、これもまたそうでしょう。
ただ、人相学から見ると、顔のどこの位置にあるか、大きさや色でほくろの持つ意味合いは変わってきます。中には、とてもよい意味を持つほくろもあるのです。もし気になる場合、事前に調べておくとよいでしょう。
ただし、どれだけよい意味を持つものであっても、それがあることでマイナスの気持ちを持ってしまうのであれば、思い切って除去も検討してみましょう。
ほくろ除去で開運を図りたい、と思うのなら、その効果をすぐに実感したいと思うのは当然です。実際はどうなのでしょうか?
調べてみると、除去してから少しずつ、じわじわと時間をかけてよい方向に進んでいった、ということが多いようです。とはいえ、特に変化はないものの、気持ちが明るくなって毎日快適に過ごせるようになった、という人が大半のようです。
ですから、「ほくろを取って開運!」よりも、「気持ちよく過ごしたいからほくろを取ろう」というくらいの気持ちでいたほうがよいでしょう。
開運目的を差し引いても、ほくろの中には深刻な悪影響をおよぼすものもあります。大きくなっていくものはよくない、といわれていますが、実際に自分で判断するのは難しいものです。気になるほくろがあれば、一度皮膚科にかかってみましょう。
顔にあるほくろは、やはりもっとも気になるものでしょう。一番印象に残る部分ですし、女性の場合、化粧をするときに気になるポイントでもあります。私事ではありますが、筆者の顔にもほくろがあります。小さなものが3つ、近接していて、結構目立ちます。子供の頃から気になっていて、除去を考えたこともあります。ですが、あるとき人から「星座の"夏の第三角形”みたいでいいじゃん、あなただけのトレードマークだよ」といわれて、それから気にならなくなりました。筆者にとって、あえて除去しなかったことが開運につながりました。
心の捉え方次第では、無理に取ろうとせず残しておくのもありだと考えています。
ここで解説したことはほんの一例ですが、「自信を持って毎日を過ごせるようになる」ことが何よりの開運だということがお分かりいただけたと思います。ほくろを見ることで心がふさぎ込んでしまうからこそ、嫌な気持ちになるのなら、それがなくなれば心が開かれ、イキイキしてくるのは自然なことでしょう。
一般的にいっても、明るくさわやかな人を見ると、こちらもよい気持ちになります。
大切なのは、ほくろの除去をして、晴れ晴れとする気持ちになるかどうかという見極めです。